絵本の紹介『やきそばばんばん』『だって・・学校の巻』『わたしのすきなもの』

【2018年5月・読み聞かせにおすすめ後編】

降る雨が落ち着きをくれる
気持ちのいい日ですね。

ちいさな書店littlebooksです。

今日は読み聞かせにおすすめの
絵本情報後編をお届けします。












■『やきそばばんばん』

ページをめくると
見開きいっぱいに登場する
おいしそうな焼きそばは

匂いがしてきそうなほど
リアルに描かれていて

空腹時に見ると思わず
よだれが出そうになるほど!

ストーリーはこの絶品焼きそばが
できるまでの過程なのですが

あらあら!まさか!ええ!!の連続と
予想を鮮やかに裏切られる展開に
引き込まれます。

テンポよく繰り返される言葉が心地よく
ダイナミックな構図に描かれた繊細な絵が
なんともおしゃれです。

作者はご夫婦ユニットのはらぺこねがねさん。
食べることが大好きで

「食べ物と人」をテーマに
活動をされているそうです。

好き!という気持ちで描いた絵は
やっぱり魅力たっぷりですね。




■『だって・・学校の巻』

カバー折り返しに書かれた一文は

「ぼくやわたしが
 「だって・・・」っていうのは
 いいわけなんかじゃなくて
 ちゃんとした理由があるんだよ」。

ストーリーは

「どうして~なの?」の問いかけに
子どもの返答が描かれるというもの。

登場人物の設定としての
質問者はおそらく大人で
回答者は小学生の子どもと思われます。

 (タイトルに学校の巻とあるので、たぶん)

「だって・・なんだもん」の内容は
フィクションとしてユーモアいっぱいに
描かれていますが

大人にとって荒唐無稽と感じるその理由は
案外子どもにとってリアルな世界だったり
すると思うのです。

もしかしたらその発言は
言い訳と思われかねないリスクを払いのけ

意を決して放たれたものなのもかも
しれません!

私事ですが私は高校生くらいまで
特定のあるものが食べられませんでした。

理由はその食べ物から「あるもの」を
連想してしまうから。

例えばそれは、

ラーメン、スパゲッティ ⇒ ゴム
なす漬 ⇒ かぶと虫、うなぎ ⇒ タイヤ
といったもの。。(笑)

それは当時のわたしにとって
本当にリアルでした!

かつて子どもだった私たち。

時には子どもの「だって・・」に
ゆっくり耳を傾けたいですね。


自動代替テキストはありません。







■『わたしのすきなもの』

好きなことをしているときや
好きなものに囲まれていると
うれしくてしあわせを感じます。

わたしたちは自分の
好きなものについて語るとき
おもわず笑顔になります。

こんなふうに
気持ちが明るく軽く、
ふわっと、ぱあーっと
広がっていくように感じるとき

わたしたちのエネルギーは拡大し
体も心も元気になります。

一方、気持ちがきゅっと縮こまって
固く小さく収縮するように感じるときは
何となく元気が出なかったり
どよ~んとしたりして
エネルギーも縮小するのだそうです。

年齢を重ねても変わらない「好きなもの」。

 昔はそうでもなかったけれど
今の自分が「好きなもの」や「好きなこと」
「なんとなく惹かれるもの」。

それらは、自分を元気にしてくれて
エネルギーを増幅拡大してくれるものに
違いありません♡

何を幸せと感じるか、
何を心地よいと感じるかは
人それぞれ違います。

自分の「心地いいアンテナ」をだいじに
毎日を心地よく気持ちよく
過ごしていきたいですね!












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