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10月, 2019の投稿を表示しています

『ひとのこころとからだ ・いのちを呼びさますもの』『自分を休ませる練習』『わたしと霊性』『毎日っていいな』

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こんにちは!littlebooksです。 秋が深まって 庭の木々の葉が 日々少しづつ 色を変えていきます。 これからの季節から 雪が降るまでの 自然たちのグラデーションが 今からとても楽しみです。 今日は新入荷本のご紹介を。 私もまだパラパラ読みで じっくり読んでいないのですが いずれの本も 今のわたしたちの 「心の滋養」になること間違いなしの 気配が漂います。 紹介文から ぴたり、と くるような本がありましたら うれしくおもいます。 ◆『ひとのこころとからだ  いのちを呼びさますもの』 真っ赤な表紙に金色の文字と模様。 血液を思い起こさせるような 新鮮な赤さに思わず どきりとします。 医師、稲葉敏郎さんが語る 医療と芸術の接点からの 「いのち」のおはなしです。 目次は下記の通り。 序章 すぐれた芸術は医療である 第一章 体と心の構造 第二章 心のはたらき 第三章 医療と芸術  >現代は外向きの社会的な自分と  「いのち」を司る内なる自分とが  分断されている時代 >内側に広がる自分と  繋がることができたら  自分以外の人とも  しっかり繋がることができる >自分自身の  内と外とが重なり合う  自由な地を守ってきたのは  芸術の世界であり  医療にもそういった役割が  あるのではないか。 わたしたちの 尊くいとおしく 神秘的で現実的で 素晴らしくかけがえのない 「いのち」について あらためて 気づきをくれる 一冊です。 ◆『自分を休ませる練習 』 本にまかれた帯には 自分が疲れていることに 気づいてますか? というメッセージ。 医師、東京大学名誉教授 矢作直樹さんの著作です。 短く読みやすい文章に まとめのような言葉が書かれます。 >「早い」ことが良いとは限らない。  「先送り」にしたほうが良いこともある。 >信頼していれば  期待外れでも恨むことはない。 >無理をする、頑張りすぎる。  そんな生活は変える。 >「時間がなくて行けない」  言い訳を

高齢者さんアートクラス10月

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高齢者さんアートクラス こんにちは! 絵本セラピスト アートセラピーインストラクター ひろかわかよこです。 ブログをご覧いただき ありがとうございます。 月に一回開催の 高齢者施設さんでの アートクラス。 今月はちぎり和紙を貼って キャンドルホルダーを 制作しました。 和紙は二種類13色をご用意、 お配りした和紙を 手でちぎっていただくところから スタートです。 ちぎり方も、ちぎる大きさも、使うお色も お好みでお好きにしてくださって 大丈夫ですが あまり小さくちぎられると たくさん貼ることになり すこし大変かもしれません とお伝えして あとは みなさんそれぞれのペースに おまかせしていきます。 次に 水で溶いた糊と筆をお配りして ちぎった和紙に水糊をのばし塗り 型に貼っていきます。 貼る和紙は重なっていっても大丈夫です 重なりもまた表情になります、と お伝えすると どこに貼っていけばいいのか、 どんなふうに仕上げていけばよいのか 戸惑っておられた方も 安心して取り組んでくださいました。 ポイントカラーを先に貼っていかれる方 ベースを先に貼っていかれる方 手を動かしながら配置を考えていかれる方 さまざまです。 施設スタッフのみなさんにも サポートしていただき 九つの風情いっぱいの 和のキャンドルホルダーが 出来上がりました。 和紙の色かたち 細い金糸や 蓮根のような花模様の配置も 一つとして同じものがなく LEDの明かりを中に灯し 室内の照明を落とすと 透けた和紙がまた違う表情を 見せてくれます。 和紙の繊維が 模様のように浮き出て見えたり 光の見え方が変わるのも またおもしろいと みなさんと一緒に 作品鑑賞を楽しみました。 もう三年目になる こちらでのアートクラス。 当初は、私が試作品として 持参したものを「手本」として 同じものを模倣制作される方が 多かったのですが これ(試作品)と違って全然いいんです 作品に点数をつけるわけではないので 自由に

ミニ絵本セラピー® ~なまえはなあに?名づけばなし交換会~

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こんにちは! 絵本セラピスト ひろかわかよこです。 ブログをご覧いただき ありがとうございます。 先日、長岡市の子育ての駅 子育ての駅千秋てくてく さんにて 子育て中の方を対象とした ミニ絵本セラピーを やらせていただきました。 セラピーテーマは お子さんの名前。 わが子の名前に込めた想いや 名前を考えた時のこと 名づけエピソードの あれこれを思い出し シェアしていく時間を 参加者の皆さんと 過ごさせていただきました。 子育てをしていると 名づけの頃のことって ものすごーく昔の出来事のようにも ついこの間のことのようにも 感じるから不思議です。 名前に込めた想いは みなさんそれぞれ 違うかもしれませんが 待ち望んだわが子への 「やっと会えたね」 「会いたかったよ」 という気持ちは 一緒なのではないでしょうか。 今回のセラピーで 読ませていただいた絵本 「しげちゃん」。 絵本に出てくるしげちゃんは 女優の室井滋さんです。 小さいころ 自分の名前が嫌いで 名前を変えてほしいと お母さんに頼んだ しげちゃんは お母さんにこう 諭されます。 >しげちゃん  親が子どもに名前をつける時ってね、  そりゃあ一生懸命なのよ。  お父さんもお母さんも  子どもが一番幸せに  なれそうな名前を  考えるものなのよ それから 自分の名前に込められた願いと 自分の名前にまつわる話を はじめて聞いたしげちゃんは ちょっぴり「しげる」が いやでなくなり 女優という仕事で 自由に芸名をつけられるようになっても 両親からもらった「しげる」が 一番好きなことに 気がついたそうです。 セラピーでも ぜひお子さんが大きくなったら 名前の由来や込めた願いを 聞かせてあげてくださいね とお話させていただきました。 自分が愛されて 生まれてきたこと 自分が待ち望まれて 生まれてきたこと 自分に込められた 願いに気づいた 子どもは 目には見えないけれど 自分を肯定する力

「かぜはどこへいくの」「たいせつなこと」

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こんにちは! littlebooksです。 先日の空の 太陽と 太陽からの雲、 太陽への雲から 卵子 へその緒 胎盤 胞衣 DNA ねじれ などの、 ゆらゆらと漂う言葉たちを キャッチしました。 ねじれ。 捻れが運ぶもの。 捻れが繋げるもの。 捻れが生み出すもの。 捻れ。 捩れはなんのために あるのでしょう。 たとえば 藁が捩れたかたちをしている 「しめ縄」は あちらとこちら、 ふたつの世界の境目を 意味しています。 常世と現世の結界を 捻れで示し、捻れで繋いでいます。 捩れは 人と人との間にも生まれます。 そんな捻れはなんのために あるのでしょう。 生み出すもの。 生み出されるもの。 からだのなかにある宮。 運ぶもの。 繋げるもの。 ------------------------------ そんなことを感じているとき 思い起こした絵本がこちら。 『かぜはどこへいくの』(偕成社) 絵本の紹介は こちら を。 「おしまいになっちゃうものは、  なんにもないんだね」 主人公の僕がつぶやく この言葉が響きます。 うん。そうだね、 おしまいになっちゃうもの はなにもない。 だからあなたには 恐れることなく この世の中を 生きていってほしい。 大人は子どもたちに そう願います。 でも、 大人になった私たちは 時に、この世界には 「おしまいになること」があると 知っています。 それは思い返せば 「おしまいになるタイミング」 だったということも。 「おしまい」は 「終わり」ではなく 「卒業」という意味を 持つときもあります。 次の段階、次のステージに 移行すること。