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7月, 2020の投稿を表示しています

「こどもたちは まっている」

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こんにちは!littlebooksです。 今日は荒井良二さんの新刊 「こどもたちは まっている」 のご紹介です。 ---------------------------- 6月17日に発行されたばかりの 「こどもたちは まっている」は 「あさになったので まどをあけますよ」 「きょうはそらに まるいつき」より ちょっと大きなサイズの絵本。 表紙には ブルーの空と きんいろの台地。 空を見上げる 三人の子どもと 一匹の犬。 とてもきれいな色に ひきつけられます。 ページをめくると 見開きいっぱいに まぶしい景色!! 指先に触れる ざらざらとした質感の紙が 「ゆっくりと絵を見て」と 語りかけてくるようです。 こどもたちはまっています。 船が通るのを。 ロバが来るのを。 貨物列車が来るのを。 雨上がりを。 繰り返し描かれるのは 美しい世界のなか まっさらなこころと瞳で 「それら」がやってくることを わくわくとしながら待つ 子どもたちの姿。 「それら」は あたりまえに やってくるものであると 疑うことなく待つ 子どもたちの姿です。 お祝いの日も 雪の日も。 きれいな夕焼けも。 草原から猫が出てくるのを。 待っています。 それらは その日は その時は 確かにやってくると 信じているから。 「信じる」。 その目に見えない 「約束事」は 子どもたちが この世界を 信用していなければ できないこと。 絵本を読み終え この先も 子どもたちが安心して なにかを待つことが できる世界を そんな世界を これからも 保つことが できるよう ちいさな行いが じぶんにも できますようにと 願う じぶんがいました。 「信じる」は人間の 美しい気持ちの現れの ひとつなのだと あらためて感じました。 ---------------------------------- 「こどもたちは まっている」 荒井良二(作) (亜紀書房) ---------------------------------------------- littlebooks 公式LINE@はじめました。 ご登録ぜひよろしくお願いいたします。 littlebooksのご来店予約も LINEからお気軽に!   ・ Instagramはじめました! Instagramでは写真投稿のほか 絵本や書籍を声で届ける 「声の投稿」も計画中です。

シニアさんアートクラス・7月

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こんにちは! ひろかわかよこです。 昨日はひさしぶりの シニアさんアートクラスでした。 実に6か月ぶりでしたが 変わらないみなさんの元気なお顔に うれしくなります。 再開第一回目の今回は コロナウィルスの終息を祈願して 「アマビエ」の塗り絵を ご用意しました。 日本に伝わる妖怪ということと 雰囲気を高めるために 用紙は和紙に。 画材は色鉛筆を。 薄い和紙に色をのせていくのは ちょっとコツが必要でしたが みなさんすぐに慣れて くださいました。 いやでなければ ぜひいろいろな色を 使ってみてくださいねと お声をかけます。 さまざまな色、 普段あまり使わない色を 使うことで 新鮮なかんじがしたり 気持ちがリフレッシュしたり 思いがけない発見が あったりしますので 創作の刺激にもなり 心身の活性化にも つながります。 お好きな色だけでというのも もちろんOKです。 お好きな色というのはやはり 安心と安定をもたらしてくれますので それも大切なことです。 集中と解放が同時にできるため 瞑想と似ていることが 知られている塗り絵ですが 仕上終えたみなさんの表情が 晴れ晴れさっぱりされてるのを見て 充実のお時間を 過ごしてくださったのだなあ ということをしみじみ感じました 。 色のセレクト、濃淡、ともに 自由に仕上げていただいた 「アマビエ」塗り絵。 金粉が散りばめられた台紙に 「無病息災」「疫病退散」の 護符と フレームに入れて 完成です。 外部講師による 創作活動は本当 に久しぶりと スタッフさんも参加者さんもみな とても喜んでくださいました。 ありがとうございました。 また来月も皆さんの笑顔に 会いに行けることを 楽しみにしています! さまざまなアマビエが出来上がりました。 水木しげる画伯のアマビエも参考に持参しました 試作品つくりも楽しく ---------------------------------------------- littlebooks 公式LINE@はじめました。 ご登録ぜひよろしくお願いいたします。 littlebooksのご来店予約も LINEからお気軽に!   ・ Instagramはじめました! Instagramでは写真投稿のほか 絵本や書籍を声で届ける 「声の投稿」も計画中です。 みなさまに 楽しんでいただけますように。 メッセージやコメントも

「おにゃけ」「でんにゃ」「おわんわん」

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こんにちは!littlebooksです。 今日は梅雨時のおうち絵本に おすすめしたい かわいくてユーモアいっぱいの 絵本のご紹介です。 3冊ともずばり タイトルの響きに 内容のおもしろさが 表れています。 実はみんな 主人公の名前なのです。 --------------------------------------------- ◆「おにゃけ」「でんにゃ」 「おにゃけ」「でんにゃ」と その言葉を耳にして なんとなーくその正体が わかるような、わからないような。。 「おにゃけ」は ねこのおばけ。 とってもいたずら好きな おにゃけは にゃぶり!といろいろなものに 噛みつきます。 すると、あらあら大変。 おにゃけに噛みつかれたものは なんでもねこになってしまって。。 探し絵遊びも 盛り込まれている「おにゃけ」は 親子で楽しめる ユーモアいっぱいの一冊です。 さて、それでは この4月に発行されたばかりの 絵本「でんにゃ」の正体はというと ねこのでんしゃ! 自由すぎるでんにゃは 乗客を乗せたまま 途中で食事をしたり 昼寝をしたり寄り道したり なんともゆる~く 自由気まま。 ジブリのネコバスとは どうも雰囲気が少し違いますが それでも でんにゃの旅は楽しそう!! 「おにゃけ」も「でんにゃ」も ストーリーのおもしろさに加え 声に出して楽しい ことばのリズムと響きが 特徴です。 そして 何といっても インパクトのある絵柄!! だって「おにゃけ」も「でんにゃ」も 目が半分しか開いてなくて 半分寝ているような顔をしています。 そんな主人公は なかなかいません。 思わず笑いがこぼれる くせになるおもしろさを どうぞお楽しみください。 ◆「おわんわん」 100%ORANGEさんの 絵本を探していて 出会ったのがこの 「おわんわん」でした。 犬の形をしたお椀の おわんわんは お椀なのか、犬なのかは わかりませんが 耳があって しっぽもあって とってもかわいいのです。 描かれるのは そんなおわんわんの 楽しい一日。 ストーリーに 派手さはありませんが 普遍的な子どもの日常が描かれ これからロングセラーに なりそうな予感がします。 100%ORANGEさんの 素朴でかわいい絵は どこか懐かしい雰囲気を 漂わせ 特別なインクで印刷され はっと目の覚めるような 鮮やかな色も すてきです。 最後は家