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10月, 2021の投稿を表示しています

「ここは」「ZOOM」

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  【縦横無尽な視点を体感する絵本】 ☆☆☆ 「ここは」 今の自分がいるところ。 それは お母さんの膝の上であり、 街の真ん中であり、 公園の近くでもあり、 椅子の上でもあり、 テレビの前でもあり、 空の下でもある。 自分は今確かに ここにいるという安心感のなか、 今の自分がいるところを 多角的に感じて想像を膨らませた 冒険旅行を楽しむ 男の子の短いおはなしです。 文は詩人の最果タヒさん、 絵は100%ORANGEの及川賢治さん。 カラフルでかわいい絵と シンプルな言葉が じんわりと胸に響きます。 この男の子のように、 すべての人の子ども時代に 安心できる場所がありますようにと 祈りたくなる絵本です。 ☆☆☆ 「ZOOM」 こちらはページをめくるごとに どんどんズームアウトしていく 文字のない絵本。 色鮮やかな イラストタッチの絵柄が ズームアウトしていく 世界の不思議を描きます。 次のページの展開が 全く予測できないという 意外性の連続に、 あっ!えっ?と 最後まで驚きっぱなしです。 表表紙から読むとズームアウト、 後表紙から読むとズームインになる、 どちらから読んでも楽しい絵本は 世代や国を越えた贈り物にもぴったり。 多種多様な国や時代が登場し、 地球を旅するような充足感も 味わえる一冊です。 ・ facebook ・ Instagram ・YouTube「絵本紹介・大人の絵本時間」   https://youtu.be/4t9yklSLLb8 ・Official LINE    ・Official Website   https://littlebooks.wixsite.com/kayokohirokawa ・ひろかわかよこ blog    https://ameblo.jp/ppg702777/ ・ひろかわかよこInstagram    @kayoko.light

「よるのかえりみち」「ぼくのたび」「ピアノはっぴょうかい」

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  【みやこしあきこさんの絵本】 NYタイムズ・NY公共図書館絵本賞や ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞の受賞など 世界中で高い評価を受ける絵本作家 みやこしあきこさんの絵本が入荷しました。 墨色の陰影があたたかく美しい絵と 奥行きのあるストーリーは 私たちの想像力をふくらませ、 心の深いところに じんわりと染みわたっていきます。 ・「よるのかえりみち」 眠たいウサギの子が おかあさんウサギにおんぶされて 夜の街を歩いています。 静かな夜の空気、 家々のやわらかな明かり、 聞こえてくる音を感じながら、 想 像と現実が混ざりあい 眠りにつく子ウサギ。 美しく描かれる夜の街と 心地よい眠りのストーリーが おやすみ前の絵本にぴったりです。 ・「ぼくのたび」 小さいホテルを営む主人公は 世界中からやってくる 旅人から 知らない国の話を聞いては 夢の中で旅をします。 ホテルの日常はモノクロで、 夢での旅の様子はカラーで描かれ、 美しく静かに心の動きが 語られていきます。 しっとりとしたストーリを 味わいながら 旅の高揚感や解放感を再確認できる すてきな絵本です。 ・「ピアノはっぴょうかい」 はじめてのピアノ発表会。 その出番をどきどきしながら 待っていた女の子は、 足元のこねずみから ねずみたちの発表会に招かれます。 ねずみの世界で繰り広げられる サーカスや手品、 オーケストラの演奏や バレエが 可愛らしくもリアルに躍動感いっぱいに描かれ 読んでいるこちらも ねずみたちの世界に ぐんぐんと引き込まれていく かわいいおはなしです。 秋の発表会シーズンにあわせて ぜひおすすめの絵本です。 ・ facebook ・ Instagram ・YouTube「絵本紹介・大人の絵本時間」   https://youtu.be/4t9yklSLLb8 ・Official LINE    ・Official Website   https://littlebooks.wixsite.com/kayokohirokawa ・ひろかわかよこ blog    https://ameblo.jp/ppg702777/ ・ひろかわかよこInstagram    @kayoko.light

「地球と月」「白雪姫」「あおいにわ」

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  【360°BOOK、美しいしかけ絵本】 360°BOOK 「地球と月」「白雪姫」が 入荷しました。 小さい箱を開けると 中に入っているのは 手のひらサイズのちいさな本。 本をぐるりと開くと 円形の立体ジオラマが表れます! 「地球と月」は、 壮大で美しい宇宙空間が ユーモアとともに 繊細に精密に表現され 「白雪姫」は、 りんごの樹木を囲む形で現れる 登場人物たちによって そのストーリーが表現されています。 本を開いた時にページが 均等に開くように1ページずつ 等間隔に手作業で糸が通されていたりと、 その制作工程の大半は手作業なのだとか。 日本のものづくり精神を 感じるこちらの作品は 海外へのお土産などにも 好評のようです。 世界デザイン賞 「D&AD」「ONE SHOW」 ダブル受賞。 日本語と英語の解説付き。 ☆☆☆ 美しいしかけ絵本 「あおいにわ」で描かれるのは 昼間とは違う夜の庭の景色。 繊細な切り絵を重ね、 静かで神秘的な夜の庭が 表現されています。 短いおはなしもついていて、 より絵本の世界に引き込まれます。 暗いところで光をあてると 美しい影絵が浮かび上がっているように 工夫されているなど、 さまざまに広がる遊びも楽しめそうです。 ☆☆☆ 360°bookも「あおいにわ」も、 独特な世界観やシチュエーションが とてもすてきです。 想像力や感性、ものづくりへの 好奇心なども 育んでくれそうな美しい本ですね。 一風変わったインテリアや こだわりギフトとしてもおすすめです。 facebook ・ Instagram ・YouTube「絵本紹介・大人の絵本時間」   https://youtu.be/4t9yklSLLb8 ・Official LINE    ・Official Website   https://littlebooks.wixsite.com/kayokohirokawa ・ひろかわかよこ blog    https://ameblo.jp/ppg702777/ ・ひろかわかよこInstagram    @kayoko.light

「そうたいせいりろん」「りょうしりきがく」。

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  【バズってる絵本】 「そうたいせいりろん」「りょうしりきがく」。 今日、Twitterでバズってたよと 高校生の娘より教えてもらいました。 絵本の楽しみはその意味を 理解することだけが目的では ありませんね。 子どもたちに、 おもしろい! なんでだろう! もっと知りたい!という 好奇心の種を蒔くことができたらすてきです。 ・ facebook ・ Instagram ・YouTube「絵本紹介・大人の絵本時間」   https://youtu.be/4t9yklSLLb8 ・Official LINE    ・Official Website   https://littlebooks.wixsite.com/kayokohirokawa ・ひろかわかよこ blog    https://ameblo.jp/ppg702777/ ・ひろかわかよこInstagram    @kayoko.light

「自分をたいせつにする本」

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  【これからを生きる私たちが読みたい本②】 「自分をたいせつにする本」 (服部みれい) ☆☆☆ 服部みれいさんが、 高校生、大学生などの 若いみなさんに向けて書き下ろした 約二年ぶりの新刊。 ご自身の人生経験から 学んだことをベースに、 仮面を脱いで 本来の自分に戻ること、 自分の本心に気づくこと、 自分の味方でいることの 大切さが 記されています。 すぐに始められる 身体と心を大切にするワークや セルフケアについても、 わかりやすい言葉で 説明してくださっています。 ☆☆☆ これからの時代には、ひとりひとりが自分のことをたいせつに扱い、自分が自分のをほんとうの意味で愛しているということが、生きる上でおてもたいせつです。 あたらしい時代を生き抜くためにも、「自分が自分を受け入れ、愛している」ということが、とても大事な土台となります。 略 この本では、ほんらいの自分にもどるとはどういうことなのか、ほんらいの自分とは何なのかについてわかりやすく説明をしていきます。 そしてそれは、ひとりひとりが自分をたいせつにすることで、かならず、誰でも、そうなれるものなのです。 そうして、ほんらいの自分になったとき、自動的に人は自分のことを好ましく、つまり居心地よく感じますし、おのずと自分たちを愛するということをはじめていきます。 (本文「はじめに」より一部引用) ☆☆☆ どんな時も自分は自分の味方でいい、 どんなときも自分は自分の味方でいよう。 読んだ後にはそう思える自分に出会えるはず。 10代、20代読者に向けて 書かれたものですが、 幅広い年代の方はもちろん、 子育てをする方、 価値観の転換期を迎えている方、 自分を大切にする課題に 取り組まれている方にも ぜひおすすめしたい一冊です。