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絵本紹介『パンのおうさま』『サンカクさん』

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【2017年10月・入荷情報③】 こんにちは!littlebooksです。 今日は楽しい絵本が入荷しましたよ! ■『パンのおうさま』 なんと!食パンで作られた絵本!? と思うほど パンそっくりのかわいい絵本が 入荷しました♡ やわらかなスポンジが 一部に使われていて リアルなパンの触感が 見事に再現されています。 パンが大好きな王さまが主人公。 物語を読んでいくと この絵本がパンでできている 理由が明らかに! そしてこちらの絵本は「パン」なので 製造年月日や保存方法も しっかり表示されていますよ~(笑) パンが好きなお子さまや プレゼントにも喜ばれそうな絵本ですね! ■『サンカクさん』 サンカクさんが じーーーーーっとこちらを見る インパクトのある表紙絵。 側面のみクラフトの色を活かした ざらりとする厚みのある表紙が とてもおしゃれです。 登場人物は主人公のサンカクと 友人(?)のシカク。 ふたりのユニークな コミュニケーション(いけず)が 関西弁で小気味よく語られ 声に出して読んで楽しい絵本です(笑) 文・マック・バーネットさん& 絵・ジョン・クラッセンさんコンビの作品に 絵本作家・長谷川義史さんが 訳をつけられました。 『どこいったん』などでおなじみの 登場人物の「目」が語る物語を どうぞお楽しみください!

絵本『NATURAL HISTORY』『あるあさ』『空がレースにみえるとき』、書籍紹介『あの世に聞いた、この世の仕組み』『山川さん、黒斎さん、 いまさらながらスピリチュアルって何ですか?』

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【2017年10月の入荷情報】 こんにちは!littlebooksです。 一日ごとに ひんやりした空気に包まれますね。 秋のlittlebooksには 新しい絵本が続々入荷中。 今日は長い夜にじっくり味わいたい 絵本をご紹介します。 ■『NATURAL HISTORY』 副題を「生きとし生けるもの」。 こちらは、M.B.ゴフスタインの絵本。 「ブルッキーのひつじ」や 「ゴールディーのお人形」で ご存知の方もいらっしゃると思います。 トレーシングペーパーと カバーに二重に覆われた絵本は あたたかみのある厚地の茶色い布張り。 もうそれだけで不思議と とくべつていねいに読みたくなります。 宇宙から見た地球、 その地球上に住む「いのちたち」は 平等に尊いもの。 「豊かさをわかちあおうと 私たちは生まれてきたのに」。 訳者である谷川俊太郎さんのことばは 短く美しく深く響いて心に残ります。 静かに何回も読みたくなる絵本です。 ■『あるあさ』 まるで画集のような 繊細で美しい絵に うっとりとしてしまう絵本。 主人公のシカは 失ってしまった角を探す旅に出ます。 旅の中ではたくさんの出会いがあり だれもが「たいせつなもの」を 失った経験があることを シカははじめて知ります。 そして。。 大人の方はもちろん、 高学年くらいの子どもたちにも おすすめです。 韓国の絵本作家さんによる やさしく穏やかな絵と こころあたたまるストーリーを お楽しみください。 ■『空がレースにみえるとき』 表紙をみると 暗くなりはじめた空の 紫がかった夕暮れから闇に向かうなか カワウソと手をつなぎ 輪になり踊る三人の少女。 これはなにか 「あやしげなこと」が はじまる予感がたっぷり! そうなのです。 空がレースのようにみえる夜には 「とくべつなこと」が起こります。 この不思議な夜に起こることを 見逃さないための約束事も描かれます。 美しくて謎めいた マザーグースのようなことばにも 思わずぞくぞくとしてしまいます。 これも詩人、白石かずこさんの 訳ならでは!ですね。 ノスタルジックで幻想的な絵は バーバラ・クーニーさ

絵本紹介『すんだことはすんだこと』『エマおばあちゃん』

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【2017年10月・入荷情報②】 こんにちは!littlebooksです。 ここ数日はかなり冷えて 深まる秋を感じますね。 ■『すんだことはすんだこと』 表紙には 平和そうな屋根の煙突に ぶら下がる一匹の牛。 平穏なのかそうじゃないのか とても気になるところです。 主人公のだんなさんと奥さんは とても働き者でしたが だんなさんはいつも、 自分の仕事の方が大変だと 思っていました。 奥さんのしている仕事が 自分の仕事よりも楽だと思い 互いの仕事の交換を申し出るのですが。。 物語は 「ふるいふるいおはなし」として 語られていますが 今のわたしたちにも置き換えて読める なんとも「痛快な」絵本。 男性にもおすすめしたい一冊です。 ■『エマおばあちゃん』 72歳のおばあちゃんは 毎日を慈しみながら 一匹の猫と静かに暮らしていました。 誕生日のプレゼントに 子どもたちから故郷の絵を 贈られたおばあちゃんは じぶんの覚えている故郷とは まるで違う様子の絵をみて 日々違和感と不満を募らせます。 そして一大決心!ある行動に出ます。 物語は チャレンジするのに 年齢は関係ないことや 自分で動き出す勇気さえあれば 何でもできることを教えてくれます。 最後のページ、 充実した日々を送る おばあちゃんの表情が印象的です。 ゆたかな時間とともに年齢を重ねる方へ 贈られてみてはいかがでしょうか。