「こどもたちは まっている」

こんにちは!littlebooksです。

今日は荒井良二さんの新刊
「こどもたちは まっている」
のご紹介です。


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6月17日に発行されたばかりの
「こどもたちは まっている」は

「あさになったので まどをあけますよ」
「きょうはそらに まるいつき」より

ちょっと大きなサイズの絵本。


表紙には

ブルーの空と
きんいろの台地。

空を見上げる
三人の子どもと一匹の犬。


とてもきれいな色に
ひきつけられます。


ページをめくると
見開きいっぱいに
まぶしい景色!!


指先に触れる
ざらざらとした質感の紙が

「ゆっくりと絵を見て」と
語りかけてくるようです。



こどもたちはまっています。


船が通るのを。
ロバが来るのを。
貨物列車が来るのを。
雨上がりを。



繰り返し描かれるのは

美しい世界のなか
まっさらなこころと瞳で
「それら」がやってくることを
わくわくとしながら待つ

子どもたちの姿。



「それら」は
あたりまえに
やってくるものであると
疑うことなく待つ
子どもたちの姿です。



お祝いの日も
雪の日も。
きれいな夕焼けも。


草原から猫が出てくるのを。


待っています。



それらは
その日は
その時は

確かにやってくると
信じているから。



「信じる」。


その目に見えない
「約束事」は


子どもたちが
この世界を
信用していなければ
できないこと。




絵本を読み終え


この先も
子どもたちが安心して
なにかを待つことが
できる世界を


そんな世界を
これからも保つことが
できるよう

ちいさな行いが
じぶんにも
できますようにと


願うじぶんがいました。



「信じる」は人間の
美しい気持ちの現れの
ひとつなのだと


あらためて感じました。



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「こどもたちは まっている」
荒井良二(作)
(亜紀書房)








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