絵本の紹介『いのちの木』『おなじそらのしたで』

【 2018年9月・絵本入荷情報② 】 こんにちは!littlebooksです。 今日はドイツの絵本作家、 ブリッタ・テッケントラップさんの 美しい色合いの絵本を二冊ご紹介です。 秋の夜、子どもたちと一緒に あるいはひとりで静かに ページをゆっくりと捲りたくなる そんな絵本たちです。 ◆『いのちの木』 こちらの絵本は動物たちが主人公の 死をテーマにしたストーリー。 残された者たちの悲しみは 亡くなった友との想い出やエピソードに やさしくやわらかく包まれ 愛する者が目の前からいなくなっても こころのなかにずっと生き続けてることを 教えてくれます。 子どもだけでなく 大人の方にもおすすめする絵本です。 ◆『おなじそらのしたで』 こちらの絵本に描かれるのは 同じ空の下でおこるさまざまな出来事。 シンプルで詩的な言葉はわかりやすく 絵もかわいらしく美しく。 そして驚くべきはページに施された 型抜きの「しかけ」の効果です。 しかけ効果により 作者のメッセージがまるで 「からだ感覚」や「直感」で 受け取るような感覚になります。 ぜひあなたもlittlebooksで この不思議な感覚を 味わってみてください。 ------------------------------- わたしたちの国でここしばらく 相次ぐ震災や災害。 今も不自由な暮らしを続けられる方も いらっしゃることを思うと 胸が痛みます。 自分にできることは何だろうと 静かに思ったとき、 この絵本のことばが自分の中で ちいさく灯りました。 「 どんなときでも ぼくたちは そらをみあげる。 そしておもう。 おなじ このそらのしたで みんなが いきてるってことを。 ここでも、とおくでも。」