littlebooksイベント・絵本セラピー「こころに響く大人絵本の会」

【絵本セラピー・こころに響く大人絵本の会】


今日はlittlebooksのイベント
こころに響く大人絵本の会でした。
13名のみなさまにご参加いただき
この日の絵本の時間を
共に過ごさせていただきました。
0歳から70歳代の13名のみなさま。
おんなのひと。おとこのひと。
はじめましての方がほとんどです。
この空間に
「赤ちゃんがいる」「生まれたての命がある」
というだけで
みんなで何か
尊いものに触れたような感覚になる。
いのちのめぐりやつながりを
どこかで感じるような感覚が訪れます。
それを受けて
一冊目に読ませていただいた絵本は
『LIFE』
(くすのきしげのり/松本春野/瑞雲舎)。
そして

『森の絵本』
(長田弘/荒井良二/講談社)
  
『森の地図』
(阿部夏丸/あべ弘士/ブロンズ新社)
『でっかいでっかいモヤモヤ袋』
(ヴァージニア・アイアンサイド/
 フランク・ロジャース/そうえん社)
『たいせつなこと』
(マーガレット・ブラウン/
 レナード・ワイズガード/フレーベル館)
と続きました。
5冊の絵本を、
5冊の絵本のことばを
私の体から出る声(= 音)に乗せて
読ませていただきます。
日本語には
言霊の力があるといわれています。
世界各国の古代文明では
「ことば」=「祈り」でした。
日本も然り。
そして「祈り」には
「意が乗る」という意味もありました。

かつては「ことば」は
特別なときにつかうものだったとも
いわれています。

そんなふうに大切に扱われてきた
人間の声。
人間の声には、ことばには
特別なものがあるのかもしれません。





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会の中でも
おはなしさせていただきましたが
こうしてみなさんと「フラットに」
絵本で繋がれることを
とてもうれしく思っています。

そう、「フラットに」。
わたしたちは普段
いくつもの役割を演じ分け
日常を過ごしています。
○○ちゃんのおかあさんや、
○○のおくさん、○○の~さん、
職業、娘、嫁、などなど

数えきれないほどの役割ごとに
無意識にその役割=仮面を
使い分けています。
それはこの社会で生きていくのに
必要なことですが

すべての役割を越え
「個」でいるときに出会う時間や場所、
人はほんとうに心地よいものです。

littlebooksの時間、空間では
誰もがただ「個」でいられるようにと
願っています。
ご参加のみなさま
すてきな時間をご一緒させていただき
ありがとうございました。


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