絵本紹介『みえるとかみえないとか』『どんなきもち?』『どんなかんじかなあ』

こんにちは!littlebooksです。


いよいよ新緑の季節!

自然の中にいるのが
このうえなく気持ちよいですね。

そよぐ庭の緑を感じながら
今日も絵本たちの紹介を。


あ、そのまえに。


6月30日は

絵本ソムリエであり
絵本セラピスト協会代表の
岡田達信さんの講演会が
新潟長岡で開催です!

「大人も絵本を楽しもう!
 絵本はこころの架け橋
 ~絵本は最高の
 コミュニケーションツール!~」

と題した参加型の講演会。
楽しいですよ!

事前申込はすこし
お得になっていますので
みなさまぜひお早目のお申し込みを!

https://www.facebook.com/events/445640286207610/




◆『みえるとかみえないとか』

ヨシタケシンスケさんの新作から
『みえるとかみえないとか』が
入荷しました。

こちらの絵本は
障害のある、なしという違いを
シンプルに「他者との違い」という
視点で描いた絵本。

読み終わってわたしが思ったことは
「すごく新鮮でおもしろい!」
でした。


本書には原案があるそうです。

それは伊藤亜紗さんの著書
『目の見えない人は
 世界をどう見ているのか』。


ヨシタケさんによると


「お互いに敬意をもって
 互いの違うところを面白がる、
 その新しい関係性の提案が
 すごく新鮮で共感した。」


そうです。


「他者との違い」は
障害だけでなく
国や人種、生活、文化、環境など
様々な場面で存在します。


それらをどう捉えるか。


「自分が小さいころに嫌だった
 教育的な絵本になるのは
 避けたかった」

と、ヨシタケさん。


子どもと一緒に
固定観念にとらわれてしまいがちな
私たち大人もぜひ読みたい絵本です。





◆『どんなきもち?』


自分の気持ちを言葉にするって
とてもむずかしいです。

こちらの絵本では
色鮮やかに描かれた魚たちが
表情ゆたかに気持ちを表現し

そのさまざまな気持ちを
わかりやすいシンプルなことばや
オノマトペで伝えてくれます。


「わくわく」や「むしゃくしゃ」
「うっかり」や「うんざり」
「しあわせ」。


描かれる感情は
ポジティブなもの、ネガティブなもの、
実にさまざま。

感情に「よい、わるい」はないよ~♡

登場する魚たち
わたしたちにそんなことも
伝えてくれているよう。

どこかほっとする
人間味があふれる

あったか~い気持ちになれる
ふしぎな絵本です。




◆『どんなかんじかなあ』


タイトルの通り

「どんなかんじなのかなあ」と

想いをめぐらしてみよう、
考えてみよう、という絵本。


絵本に出てくる
「ぼく」の友人たち。


まりちゃんは、目が見えません。
さのくんは、耳が聞こえません。


主人公の「ぼく」は
まりちゃんは、さのくんは
どんなかんじなのかなあと
考えます。


そしてそれを
こんなかんじなんだね!と
伝えます。


まさに前述のヨシタケさんの

「互いの違うところを
 面白がる(関心を持つ)関係性」

ですね


最後のページをめくったときに
ちょっとした驚きが
待ち受けていますが


それもこれも含め
ぜひ一度読んでいただきたい
おすすめの絵本です。

















コメント